朝日が昇る
身体はもっと眠っていたいような気もするが、リビングでスマホの目覚ましが鳴っている
最近の目覚まし音のお気に入りは、
「動物の謝肉祭 白鳥」フランスの作曲家カミーユ・サン=サーンス作曲
14から成る組曲の第13曲で、14曲の中で最も有名。誰でもどこかで何となく耳にしたことはあるだろう。
チェロのに独奏曲で、ピアノが伴奏で入っている。
さらに私の目覚ましに設定しているApple Musicの「朝のクラシック」集ver.の「白鳥」は冒頭に水の流れる音が組み合わされていて、なんとも清々しい始まりなのだ。
なぜこの曲を目覚ましにしているかというと、この曲を聴くと、自分が自然の中にいる映像が浮かぶからである。
数ヶ月前に東京から長野県に人に会いに行く時に列車中で聞いていたのだが、
東京からだんだんと自然に囲まれ、あたり一面の緑が、雨続きだったその時期の久しぶりの日差しを受けてキラキラ輝いていた。
そこにこの水音から始まる「白鳥」を聞いた時、心から癒されて、それと同時に
「あ、私バイオリンやろう」と決めたのだった。
元々、大学時代にはギターマンドリン部で1年間(ドイツ留学したので、1回生の時に退部した)マンドリンをしていた。
ニュージーランドではウクレレを弾いて子ども達の前で唄ったり、車旅行の中で遊びで弾いていた。
弦楽器にはずっと興味があったのだ。
そんな時、一緒に仕事をしている我が師匠(人生で尊敬する人はみんな師匠と呼ぶことにしている)であり、食養家の冨田船長にバイオリンやらないかとお誘い(業務委託?笑)があり、習おうかな〜でも時間あるかな〜どうしようかな〜と悩んでいたのである。
そんな時に長野行きが決まり、車中で素晴らしい景色を眺め、その時に流れていたこの曲。
そしてその曲のチェロの音に感化されて、やっぱり楽器やりたい。となった。
あの時の感動を毎朝味わいたいのだ。
そして、今日もバイオリンを練習して、いつか私も楽器で人を癒せるように上手くなりたいと思うのだ。
いや、楽器だけでなく、私の持ってる何かで人を癒せたらこれほど幸せなことはないだろう。
あなたは朝どんな音で目覚めますか?
その音を聴いてどんな感覚になりますか?
今日も一日いろんな音に耳を澄まして、目に入ってくるものを味わって、自分の感覚を大事にしたいですね。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
2023.7.23 10:04 大阪の実家にて
りんちゃん