移民大国ニュージーランド。
国内どの都市にも必ずあるインド料理レストラン。旅行先で何を食べようか迷ったら、間違いなく美味しいインドカレーをチョイスすることも多いアラレです。
オークランドCBDにもたくさんのインド料理屋さんがありますが、今回は他とは一味違った、お洒落でクリエイティブなインドレストランを紹介します。
1947 eatery
60 Federal Street Auckland Auckland 1010
Website: www.1947eatery.co.nz
1947年は、インドがイギリスの支配から独立した年。
その年にインドからの移民としてThomas Alterという男性がニュージーランドにやってきました。彼は食べることが好きでインド各地を旅して様々なインド料理のレシピを集めノートにまとめていました。
時は変わって、2016年の建設ブーム。そのレシピの書かれたノートがFederal Streetの建設サイトから発見され、3人のインド人の若者がこのレシピを元にレストランをオープンさせます。
これがレストランの由来で、来店して席に着くと、このレストランの店名の意味を簡単にウエイターが説明してくれます。
伝統的なインド料理や、インドのストリートフードなどからインスピレーションを受けた本格インド料理に、少し現代的なひねりを加えたメニューが楽しめます。
また、店内奥にはバーカウンターが併設され、ユニークなカクテルやドリンクを味わうこともできます。
Instagramを見てもわかる通り、SNSでの情報発信もなかなかイケてます。
店内は少し暗めでバーのような雰囲気。そんな中でカクテルと本格インド料理が食べられるという新しいコンビネーション。
前菜
写真左:Pav Bhaji(バオバジ)Pav=パン、Bhaji=混合野菜
マッシュされた野菜カレーをパンで挟んで食べる、ムンバイ発祥のストリートフード
写真右:Amritsari Aloo Kulcha(アムリトサル アル クルチャ)Amritosari:地名、Aloo=じゃがいも、Kulcha=中力粉で作ってタンドーリ(釜)で焼いたパン。上にコリアンダーがトッピングされていることが多い
北インド発祥のじゃがいもを中に詰めたパン。付け合わせはミントと玉ねぎのチャツネ(ペースト)。
前菜にパン系を2種類も頼んでしまった・・・
ちなみに、メニューは少し難解です。
インドの料理名の横に英語で説明書きがありますが、言葉だけではなんとも想像しにくい。
ので、ウエイターの優しいお姉さんに一応料理の感じとオススメを聞いたのですが、それでもよく分からず、とりあえず前菜メニューの上から2つを頼んだというわけ。
私たちの好みは、左のミックスカレーペーストをバターパンに塗って食べるやつ。
ペーストに野菜の旨味と甘みが凝縮されていて、また、バターパンが柔らかで美味しかった。
メイン
私のメインはBade Miyan Chicken(バデミヤンチキン)Bade Miya= Big brother
ピリッと辛いヨーグルトベースのグレイビーの中にタンドリーチキンが入り、上に目玉焼きがトッピングされたカレー。
これももうどれがいいのか分からなくて、メニューの上から二番目のにした私。
ちなみに一番上はButter Chicken。
バターチキンほど水分は少なめのカレーペーストで、こちらもいろんな野菜がゆっくり調理された旨味があります。
トッピングのコリアンダーと刻み生姜がいいアクセントになってました。
が、目玉焼き別にいらないかな〜・・・
彼はお決まりのBang Bang Butter Chicken(写真左端のポットでサーブされたカレー)
バターチキンは安定の美味しさ。濃厚なソースが口いっぱいに広がります。
そしてポットで出てくるので結構なボリュームです。
ところで、ここのメインにはライスもナンもつかないので、サイドでオーダーしなければなりません。
が、ここのプレミアムバスマティライスは、その価値はあります!
めっちゃ美味しいのでオススメです。
前菜やメインもどれも手が混んでいるようで、プレゼンテーションも素敵だったのですが、
私は何よりこのバスマティライスに感動したのでした。
前菜2種とメイン2つ、ナン2枚、ライス2人前を頼み、めっちゃお腹いっぱいになったのと、
3分の1くらい食べきれなかったので、残りはパッキングしてもらい持ち帰りました。
(全て味が混ざらないように分けてパッキングしてくれます。丁寧で💮)
味 4.0/5.0
プレゼンテーション 4.5/5.0
サービス 4.5/5.0
雰囲気 4.8/5.0
次に行く時は事前にメニューを解読してから、行きたいと思います。
お店を出て空を見上げると、雨の中に幻想的に光るスカイタワーが見えましたとさ。